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相模原Hot-Blizzards

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2007年 02月 21日

大化けしたニセ切手

普通、ニセ物は本物に比べて価値が低いことが多いのですが、そうとは限りません。
明治の終わり頃、西暦でいうと20世紀初頭の頃、日清戦争や日露戦争に勝利して日本国内が勝利に沸いていた頃、天皇家の菊の御紋章を中央に大きくデザインした切手が発行されました。切手収集家の間では菊切手と呼んでいる切手です。ちなみに、当時の国内葉書が1銭5厘、封書が3銭でした。
この菊切手の10銭と20銭切手で偽造事件が起こりました。この金額は当時海外郵便に多く使われていたものです。
ニセ切手は、特に明治初期の手彫り切手は収集マニアを狙ったニセものが多数ありますが、この菊切手偽造事件は日本では少ない郵便使用を目的としたもので、すぐに郵便局員に見破られて犯人は逮捕されました。
自分が中学生の頃、切手屋のおじさんが、「この切手にはニセ物があるけど、これはニセ物ができる前の消印があるから大丈夫だよ」と教えてくれました。たしか切手カタログにも、「ニセ切手に注意」と書いてあったとおもいます。
最近、久々に切手カタログを買って、ページをめくっていると、このニセ切手のことがかかれていました。でも、以前と取り扱いが全く違うのです。「ニセ切手に注意」ではなく、超VIP待遇になっていたんです。このニセ切手の評価額が書かれていて、何と、その金額は数十万円から数百万円!!、確かにいままでに発見されている数が数枚しかないので超珍品なのですが、二セ切手がこんなに評価されているのには驚きました。まさに、価値の無いものがお宝に大化けですよね、
ちなみに、自分が切手屋のおじさんから、「本物だよ」と言われて買った切手の評価額は五十円でした。

人の価値観はすごいな・・・と思いました。いままで全く価値の無かったものが、場合によっては宝の山になる・・・
野球やサッカーにくらべて、今ひとつ人が集まらないことが多い感じがあるバスケですが、たとえばスラムダンクなど、何かをきっかけに価値観が変わって超メジャースポーツにならないかな・・なんて考えています。

それから、ニセ物はちょっとたとえがわるかったのですが、選手も大化けしたのを、いろいろ見てきました。
少し見ない間に、ものすごく成長していて、「エ!、あいつが!?」という人もいます。
ぜひ、皆様も大化けして、周囲を驚かせてください。

by hot-brizzards | 2007-02-21 00:55 | 雑感


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