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相模原Hot-Blizzards

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2008年 03月 18日

トヨタ自動車ファイナル進出

トヨタ自動車アルバルクがセミファイナルでOSGを下してファイナルに進出しました。
対戦相手はオールジャパン決勝と同じアイシンです。
アイシンの佐古選手と宮田選手のマッチアップが再び会場を沸かしそうですね、

今日、オールジャパンのボックススコアをみていて、やっぱ宮田選手のプレイスタイルだな・・というところにふと気づいきました。

宮田選手のコートタイムと得点を見ていくと、一回戦16分42秒2得点、準決勝17分40秒4得点、決勝16分11秒0点
コートタイムに比べて異様に得点が少ない・・とお感じになるのではないでしょうか。

もう6年か7年くらい前になりますが、まだ宮田選手がエクセレンスで試合に出る前だと思います。宮田選手がホッブリの仲間チームのメンバーと相模原近辺の市民大会に出たとき、シュートをしたい選手にひたすらボールをパスし続けたのを思い出しました。おそらく試合に出れば、自分でシュートをしたい・・・というのが多くの人が持つ願望だとおもいますが、彼はひたすらシュートをしたい選手にパスをし続けて、彼自身の得点は僅か2点だったと記憶しています。その選手は気が乗ると3ポイントシュートを爆発させる奴でこのときも3ポイント爆発で見事に勝利を勝ち取ることができました。宮田選手はそんな選手を「その気」にさせる術をそのときから身に着けていたのだとおもいます。
昨シーズン、自分自身トヨタの試合のときにコートエンドで写真を撮らせていただき、このとき宮田選手や他の選手たちの雰囲気をつぶさに感じることができました。宮田選手がコートに立つと、他の4人の選手たちも急に雰囲気がよくなり、相手ペースになっていた試合の流れを取り戻して、ビハインドもあっというまに取り戻す・・というのがありました。
2008オールジャパンではコートタイム0分という選手が何人もいるなかで、宮田選手がスタメンでかつこれだけのコートタイムをもらえるのも、チーム全体を盛り上げて他の選手に得点させる力があるからだとおもいます。トヨタのチームとしても宮田選手のそうした能力を大きく買っているのだな・・と感じました。
いろいろな性格の選手の気持ちが一つになったとき、相手チームが自分たちよりも遥かに格上のチームであっても倒すことが可能になる。これらなんか、やはり5:5の競技バスケの醍醐味では無いのではないかと思います。
宮田選手のように、自分自身はさて置いても、シュートしたいチームメイトにパスして得点につなげる、もちろんシュートした人の方が目立ちますし喝采もあびます。でもチームメイトに花をもたせて、裏方に徹することが出来る人・・、これができる人はとても少ないとおもいますし、チームスポーツには非常に重要な能力でないかな・・とおもいます。地味で目立たない役割ですが、見る人はちゃんと見ているんですね、

あと、かつての宮田選手の印象として、体格も今と違い細身で色白でパッと見、あまり上手そうに見えない(失礼!)、で、相手チームの選手も楽勝・・と言わんばかりにマンツーの格好の相手として宮田選手を選んでくる・・でも試合が始まった瞬間に状況は一変して、宮田選手とマッチアップした選手は息絶え絶えに地獄を見る、という結果になります。
最近ときどき見るのですが、試合前のアップの時にはえらく元気がいいのに、いざ試合が始まると、エネルギーをアップで使い果たしたのか急に元気が無くなってしまうチームがあったりします。
実力のある選手やチームは、無理に自分を飾ってアピールしなくても、普通にプレイしていれば、それがカッコいい。試合中にチームを勝利に導くプレイをすれば、黙っていたって大勢の観客やテレビの視聴者を感動させることができるとおもいます。決して派手ではありませんが、時には裏方に廻ってチームメイトのやる気を引き出す。なかなか目立たない地味なことですが、そういう人はチームにとって欠く事べからず存在になるとおもいます。宮田選手はその典型ではないかとおもったりします。

チームに欲しがられる選手は、自分で得点できる人はもちろんですが、チームの雰囲気を良くして試合の流れを引き寄せられる人、というのも大きなポイントになるのではないでしょうか。逆にそこそこプレイができても協調性がない人や、ましてや他のメンバーを煽動してチームの団結をバラバラにしてしまうような人はどのチームからもつまはじきにされてしまうでしょう。だから、チームが新人選手を選ぶ際には重要になってくるとおもいます。

ふと思ったのですが、オールジャパンの決勝戦にしろ、JBLのファイナルにしろ、間違えなく日本のバスケの最高峰!! 今年の日本協会登録選手は62万人だから、それ以外にバスケに関わっている人も含めれば百万人は余裕で超えるのではないでしょうか。この中でここの晴れ舞台に立てる人は両チームあわせて二十数人のみ、このJBLファイナルに今回で三回連続出場になるので、よく頑張ったな!!、と思う限りです。自分は所要で会場には行けないのですが、ビデオに録画して後から楽しませていただきます。

話が全然それてしまいましたが、ファイナルでは佐古選手を相手に素晴らしいプレーで、先々シーズン、先シーズンに続き三連覇を果たしてください。楽しみにしています。

by hot-brizzards | 2008-03-18 01:47 | 大会・イベント情報


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